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■入院23日目。「熊本・クライミング/ボルダリング・ROCKBAKKA/ロックバッカ」

【熊本市東区のボルダリング/クライミング】
ROCKBAKKA/ロックバッカ



皆さん

こんにちは。

今日のお昼は
カツレツだった河端です

美味しかった

密かに楽しみにしていたメニューです

イタリアの香りを感じた正午でした

優雅!



【フォッフォッおじさん】



それはいつもと変わらない午後だった

リハビリをして戻ると

昼食だ

正午

いつもと変わらぬ時刻に運ばれてくる

その日のメニューは

生姜の香りがほどよく漂う
みんな大好き定番料理

豚の生姜焼きだった


毎度恒例になる

頂く前の
写真撮影会は

二枚とるのが
決まり事として定着している

パシャ
パシャ

配膳する看護師さんたちの物音に隠れるように
シャッターを切る

正面切って
音を丸裸にするほど
まだ勇気が持てなかった

人前でもかまわず
カメラを回す
インフルエンサー達の
凄みを肌で感じていた

こちらはカーテン越しなのに・・・

その儀式を終えると
軽く手を合わせ
念仏のように唱える

「頂きます」

幾分か器用になったその左手で
箸をつかみ

おかずやごはんを

つまんでは口に放り込んでいく

カチャカチャと

部屋中に
食卓の音がこだまする


お隣さんは
相変わらず忙しい人で
食事が終わった音には必ず鼻をかみ
地響きを立てたゲップを
4、5回する

一度や二度ではないので
事が起こるたびに
私の眉はひきあがる

不快だ

そう思いながら
食事を終えると

満腹感にあおられて
眠気が襲ってくる

ここで寝てしまっては
元の木阿弥なので
必死でカロリー消費術を活用する

それからしばらくすれば
空いた皿を片付けに
またもや看護師さんたちが登場し

ほどなく
私は
病棟を乱舞することになる

そんな一日の一片

通常となりかけた
その風景に

そよ風が吹いた

ピュ~

病室の入り口から直線状にある窓

一直線上に伸びたそこに

撫でるような風が通り抜けた

「失礼しまーす」

戸はガラッと開かれ

看護士さんが3人がかりで入ってくる

ガラガラガラガラー

何かを引いて来ていた

私は
ベットに横たわりながら

足元にあるカーテンと床との30㎝程のすき間から

何事かと様子をうかがっていた

ガッチャンガッチャン

少し乱雑な音を立てながら

それは入ってきた

「ベッドか」

そう

私の道向かいのお隣さんは
先日出所したばかりで

その空いた部屋は
がらんと
暇を持て余していたままだった


「いよいよ来たのか」


私は息をのんだ


ベッドが納品される

生活雑貨が次々と運び込まれる

すると最後に

キュルキュルキュルーっと

聞こえてきた

あぁ
これは
もう聞きなじみのある音だ

車椅子である

なんのプライバシーもない筒抜けな空間は
嫌でも情報が入ってくる

「荷物はここでよいですか?」

「ベッドはこっち?それともこっちが使いやすいかなー」

なんて

セッティングの話をしている

看護士さんたちに答える声色からして
60代くらいのおっさんだ


「またおっさんかー」

心の中でボソッとつぶやく


私も十分おっさんカテゴリーに入るわけだが
それでもココには
若いもんはおらんのかいっ!
と思わず言いたくなった

それに賛同するかのように
私のもう一つ隣から
「グァーーっ」

ゲップの音が響いた


チ・・・・

思わず舌打ちをしてしまいそうになってこらえる

いやいや
今はそれどころではない

お隣さんがどんな人なのか研究しなければならない

挨拶をしたら交わしてくれる人なのか

人間としての必要最低限の節度とコミュニケーションを
持っている人であればいいのだが・・・

そう
思いながら

一段落したであろう隣の音に軽く耳を傾けた

「テレビは見られますか?」

ここでは
TVは有料なので
視聴するのであれば
お金がかかる

一ヵ月の金額が決まっていて

それを支払いさえすれば
朝から晩まで
好きなだけ見ることが出来る


もちろん私は
仮面ライダー以外
基本TVは見ない

なので
契約はしていない

そうすると

「見ます」

一声返ってきた


見るんだ!

見る人がいるのだと驚いたが

見る際にはイヤホンが必須なので
音は聞こえない

もしかして
自分が知らないだけで
みんなは見ているのかもしれない

そう
ひそかに


これも時代の違いかなぁ

勝手な思い込みかもしれないけれど

今の若い人たちはあまりテレビを見ない気がする


「テレビを見たいのであれば手続きをします。少しお待ちくださいね。」

そう言って
ひとしきり説明し終わった看護士さんと
新しいお隣のおっさんは
病棟案内という
いわば
「探検」
に出かけて行った

その10分後くらいに

ガラガラッと戸が開いて

車椅子の音が聞こえた

ひとしきりを終えたお隣さんが
戻ってきた。


シャーーーーーーーっ


カーテンを閉める音


それから

何度となく
互いに出入りはするものの

タイミングが合わず

挨拶をすることもなく
その日が終わった。

次の日である

朝のルーティーンも終え
輝かしい鳥のさえずりが病室内を駆け巡っている
オレンジから水色へとグラデーションする朝の空を眺めていると

かすかな音が私の鼓膜を刺激した

「フォッフォッフォッフォッフォッ」

なんだ・・・

たった一度だけ鳴ったそれは

笑うセールスマンの喪黒福造
その笑い声のように聞こえた


気のせいなのかもしれないが

それは
昨日入ったばかりのお隣さんから聞こえた気がした


あれは何だったのだろう

そう思いながら朝ご飯を食べ

リハビリもした

さすれば
もう正午
お昼の時間だ

いつものごとく写真を撮り
昼も食べ終わった

ちょうどこのくらいだったな

昨日、お隣さんがやってきたタイミングを思い出す

BLOGでも書くかー

ふぅー

とため息を吐き終えて

パソコンの画面を開いた

するとその時だ

「フォッフォッフォッフォッフォッ」

また聞こえた!

次は確かに
確実に
私の耳にまとわりついた

不気味な笑い声だ

そしてそれは間違いなく
隣のおっさんからだった

でもなんだったんだ・・・

そう思った次の瞬間

「フォッフォッフォッフォッフォッ」


また鳴った!


なんかの着信音か!?

あまりにも機械的にはっきりと同じ音が鳴るものだから
そう思わずにはいられなかったのだと思う

私は
探偵のように
顎に手を当てて
音の正体を推理した


「フォッフォッフォッフォッフォッー」


また聞こえてきたっ!

次は語尾が伸びている!

とりあえず
スマホの着信音ではなさそうだ

というか今の時代
着信音を変えている人などいるのだろうか

いや
そんなことなどどうでもいい

とりあえず2度ならず3度も鳴った

とにかく
耳に触る

このぞわぞわっとする正体を確かめたい

私は
真剣にカーテンに耳をこすりあてた

しばらく静寂が時を奏でた

何分たっただろうか

そのままの姿勢に疲れて来て
体勢を立て直そうとしたときだった


「クゥーックックックッ」

えーーーーーーーーーーーーー!!

次は
クゥ来たーーーーーー

よりにもよって次はこれか

「フォッフォッフォッフォッフォッ」
「フォッフォッフォッフォッフォッ」

うぉー!!

2連コンボ来たーーーー!
また喪黒福造である

確かに聞こえる!
確かに聞こえるぞっ!

それの正体も

確かに捕えてやったんだ
しっぽを捕まえてやったぞ

「フォッフォッフォッフォッフォッ」

また
聞こえてくる・・・・

土砂降りの雨のように

それは
とどまることなく鳴りやまなかった



また変なのと一緒になっちまった



これは
推測の域を出ないが

TVだ

テレビを見たいとも言ってた

テレビ契約をしたおっさんが
それを見て
笑っている

テレビの音はマナーモードできていても
自らの音はマナーモードにできなかったのだろう

激しく降り注がれる
笑いの粒を
真っ芯に受けて
きっと
大爆笑した

でもおっさんなりに
その笑いをかみ殺した

それがあの

「フォッフォッフォッフォッフォッ」

の正体だ

控え目であるが
下品で薄気味悪く聞こえてしまう

一時の好奇心で
夢中で
聞き耳立てたその声も

今では珍しくもなく
耳障りの殿堂入りだ

隣では

「グァーっ」

向かい隣りでは
新規参入の

「フォッフォッフォッフォッフォッ」

もう
音のパニックが止まらない

この病院に秩序という二文字は無いのだろうか

私はその音の板挟みになり
鼓膜が張り裂けそうになっている

「あぁ早く帰りたい。」

天を仰いで
涙がポロリと私の頬を確かにつたった


ひと呼んで
「フォッフォッおじさん」の巻き


~完~





『あとがき』

今日もBLOGを書いている
軽快に奏でられる
キーボードのその打刻音は

もしかしたら
隣には
カチカチおっさんと思われているのかもしれない

人は自分のことを客観視できない生き物だ

案外
他人から見ると
同等だったという事も良くある話だ

自分の身のふるまい方も今後考えなければならない
そう思った。




今日もロックバッカは営業中!
本日土曜日
明日日曜日は
10:30から18:30までの営業です

皆さん遊びにいらして下さいね!!

ではまた明日!




世界の河端


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【ロックバッカキッズスクールについて】





詳細は
以下です。


-----------------------【日時】-----------------------

金・土・日
金/17:00~18:00
土・日/15:00~16:00

-----------------------【回数】-----------------------

月4回・月8回

-----------------------【料金】-----------------------

月4回 6,000円
月8回 10,000円

月4回+フリーパス 8,500円
月8回+フリーパス 12,000円

-----------------------【入校資格】-----------------------

小学生

-----------------------【制限人数】-----------------------

10名限定

-----------------------【スクール内容】-----------------------

ロックバッカでは

「クライミングとは」
というシンプルな課題に取り組みます。
子供達のレベルに合わせて
課題に取り組むことにより
日々成長をしていくことが出来ます。

文字通り
体幹・筋力アップ
脳の神経発達
などは
もちろんのこと

最終的には
立派なクライマーとして
独り立ちできるようになってもらうため
コーチングしていきます。

その中でも
スクールを通じて
養ってもらいたいのは

クライミングという競技の中での
身体・精神のたくましさ
力強さ

そして何よりも大事なことである
「楽しいことに夢中になる」
ということです。

スクールですから
進級したり
レベルアップしたりと
形を求めがちになってしまいます。

もちろん
それも大事なことではありますが
ロックバッカでは
強さはもとより
楽しむことに重点を置きます。

全力で夢中になり楽しめる力が
将来長い人生を歩んでいく中で
必ず必要になってきます。

その力強さが
人を成長へと導くと考えます

学校以外で
楽しいことが待っている。
だから頑張れる
そんな日常を目指して欲しいのです。

人生そんなに甘くはない。
でも
楽しいことも沢山したっていいのです。

子供達には
そんな楽しむ力を
身につけて欲しいなと思います。

そして
楽しいことでも
時には
つらい時もあります

そこで養えるのが忍耐力になります。

楽しいことで頑張ってもらいたいです。

私が教えてあげられることは
ごく僅かだと思っています。

あとはその中で子供たちが

自身で考え

答えを導きだしていきます。

そのサポートをやっていけたらなと
今は思っています。


保護者様は
お子さん育成のもと
沢山の不安や期待感を
お持ちだと思いますが

子供の自立心を信じ

思い切って
預けてみてください。

あとは
私も
出たとこ勝負で頑張ります!


ではでは
そんなご連絡でありました。


よろしくお願い致します。




世の河端