ROCKBAKKA/ロックバッカ
皆さん
おはようございます。
今日も早起き河端です
最近は
4時50分くらいに
ムクッと
起き上がり
朝のルーティーンをこなしています
おかげで日中することなし!!
絶望の毎日です。
【過ぎ去った七夕】
昨日は七夕でしたね
病院内には
病食があり
都度
メニューが変わります
これってものすごいことだと思います。
昨晩のカレーを今晩、そしてまたの次の晩も
食べることになる母の味と違い
毎食ごとに変わっていく
いわば食のデパート
THE 病食
いつも本当に感心しています
どこでも同じなのかはわかりませんが
今私が住んでいる
ココでは
1週間ごとの献立表があり
そこからさらに
自分の食べたいものを選ぶことが出来ます
AとBの選択肢があり
どちらかにチェックをつけるわけです
お客様ファースト
すごいサービスです
食べたものでしか体は作られません
術後の回復期間などにも影響もあろうでしょうし
栄養管理
バランス
病院側としては
当然のことをやっている感なのかもしれません
でも
食の楽しみをサポートしているという点は
完全な付加価値でしょうから
サービス加点対象に入るのだろうと思います
とまあ
そんな選べるメニュー
がしかし
昨日の
7月7日だけは
メニューがないのです
ムムムっ
よく見ると
「お楽しみメニュー」とあるではないですか
お楽しみという言葉にちょっとそそられてしまった私
これは何のサプライズだと
いやいやちょっと待てと
俺はこんな子供だましで心がざわつくほど
食への探求心は強くないぞと
そう思いながら
指折り数えている自分に気づきました
はっーん
いかんいかん
しばらくここにい過ぎたせいでしょうか
感度が高めになっています
外界から遮断された
この小さき箱の中で
日々変わり
得られる情報と言えば
Yahoo!ニュースとこの食事くらいです
朱に交われば赤くなる
私も染まってしまったという事なのでしょうか
この病院にふさわしい
一患者として・・・
とにかくこのワクワクをおさえきれなかった
胸の鼓動を
胸の高鳴りを
こみあげてくる心拍数を止められなかった
そうして
7月7日
時は来た。
念願の
いや
悲願の
献立
謎の
「お楽しみメニュー」
キターーーーー
昼まで待ちきれません
はて
感の鈍い私は
そこで一歩踏みとどまり考えました
なぜ
今日なのか
7月7日であるのかと・・・
クンクンクン
かすかなニオイをたどりながら
そこでようやく私は真理にたどり着いたのです
そうか
「七夕か」
そう
七夕
そうだったのです
七夕の特別メニューなのか!!
こりゃ一枚やられたぜ
私は
てっきり
月一度開催される
食祭なのかと思っていました
ではなく
季節の節目節目に訪れる
食祭だったのです
要はレア度が非常に高い!
先に種明かしをされたマジックを見ても
感激するように
先に解き明かしたメニューを想像しても
私の好奇心は
燃え上がるようでした
七夕と食との融合
興味が高まります
自然とハードルも上がります
いつもならば
病室を抜けだして
食事ギリギリになって
巣穴に戻る
そんな生活を繰り返している私ですが
この日ばかりは
落ち着きがなく
無駄にテーブルを整え
その横の
ベッドに
ちょこんと腰かけて
時計とにらめっこしていました
12時
ガラガラー
ゴロゴロー
おかしい
定時に聞こえてくる
ワゴンを引っ張てくるその音が
全く聞こえてきません
おかしいぞ
いや待て
これはサプライズメニュー
きっと
準備にも時間を要するのだ
それだけのことがそこには待っている
じらしてくれるぜコノヤロー
どうやら
人の心のくすぐり方も心得ているようです
そして
12時10分を回ろうかという頃でしょうか
ガラガラー
ゴロゴロー
「音キターーーーーーー」
待ちわびて
いつの間にかだらけていた体を
むくッと起き上がらせ
襟を正します
テーブルにはPCを置いていますが
大丈夫
おぼんが乗る分だけのスペースは
十分確保できています
そして
左手元には
iphone
もちろん写真に収める為です
ここまで
食事をするということに
向き合ったことは無いかもしれません
ここまでくれば
もう私は負けを認めるしかない
もう
この病院のト・リ・コ
うっふん
ガタガタガタ
建付けの悪い病室の扉が開き
ガチャガチャガッチャン
食器が運ばれる
キュッキュッキュッ
看護師さんの靴がビニール床を踏みしめる
シャーーーーーーーー
カーテン
「河端さーん」
「ハイッ!!」
囚人204の
背筋がピンとなった
目線より少し高い上空から
それの乗ったおぼんが
舞い降りてくる
ベッドに収まっていたであろう私の腰は
今思わず
ふわっと浮いた
鼻の下が伸び
目線はおぼんに向く
ぷしゅー
着陸
「おおっー」
いや、まだだ
そう
食器一品一品には
パカッとしっかり
蓋がかぶせてあるのだ
品定めするかのように
手をシュシュッとこすり合わせながら
蓋に手をかける
まずは一品目っ
カパッ
普通だ
なんの
野菜の天ぷらだった
いや次は
カパッ
おおぅ
ま、ま、普通
とうもろこしご飯だ
好きではあるが
いや
次に秘密が
カパッ
ふっつーーー
焼き魚である
いや
次で決めてやるっ!
意を決して
ふたを開ける
カッパーン
「ちらし寿司風ソーメン来たーーーーーーーーー」
ま、ま・・・・
七夕っぽくはあるな・・・
どことなく納得させようとしている自分がいた
残すは
一つだった
目をやると
そこには
光り輝く青色と紫色のゼリー
その下には
乳白色の杏仁豆腐的なものだろうか
デザートだった
まるで
ひこぼしとおりひめを
思わせるような
色のコンビネーション
そっ、そうかっ
「お前が七夕だったんだな」
心の中で
何かがパッとはじけ飛んだ
カツカツカツ
軽快良く食器の音がする
私は
ボーっと
何もない病室の天井あたりを見つめていた
「今日も終わるなあ。」
最後のゼリーを食べ終えた
結果じゃない
過程が大事なんだ
結果派と課程派にしばしば分かれるが
今は課程派でありたいとそう思った
確かに
ワクワクした
お楽しみにしていた
その事実は変わらないのだ
何がどうあれ
私の心は
とらわれていたのだから
お楽しみにしていた
それだけで十分だった
お盆にそっと置かれていた
短冊を模した飾りに
七夕メニューへの一言が書かれていた
本日は七夕です。・・・・・・・
涙で文字がにじんで読めなかった
でも赤文字で書かれたそれは
しっかりと認識できた
「皆様の願いが叶いますように・・・」
と
俺は何を思い違いしていたんだ
こんなにも思いを乗せて作ってくれた人がいる
きっと企画書を出して
練りに練って
愛を込めたに違いない
もう私に迷いはなかった
これは普通だ
普通の食事!
いつもとあまり変わらない!
でも
一つだけ違うのは
この食事の裏にある
人々の努力と愛に満ちた顔が浮かぶことだった
私はその気持ちを大切にしたい
ありがとう
お楽しみメニュー
そう思いながら
私は
ご飯をほんのちょっとだけ残した
願いが叶いますようにと・・・・
今日は
無人営業です
スタッフのいる時間を利用されるお客様は
明後日木曜日からでございます
またのご来店お待ちしております!!
世界の河端
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【ロックバッカキッズスクールについて】
詳細は
以下です。
-----------------------【日時】-----------------------
金・土・日
金/17:00~18:00
土・日/15:00~16:00
-----------------------【回数】-----------------------
月4回・月8回
-----------------------【料金】-----------------------
月4回 6,000円
月8回 10,000円
月4回+フリーパス 8,500円
月8回+フリーパス 12,000円
-----------------------【入校資格】-----------------------
小学生
-----------------------【制限人数】-----------------------
10名限定
-----------------------【スクール内容】-----------------------
ロックバッカでは
「クライミングとは」
というシンプルな課題に取り組みます。
子供達のレベルに合わせて
課題に取り組むことにより
日々成長をしていくことが出来ます。
文字通り
体幹・筋力アップ
脳の神経発達
などは
もちろんのこと
最終的には
立派なクライマーとして
独り立ちできるようになってもらうため
コーチングしていきます。
その中でも
スクールを通じて
養ってもらいたいのは
クライミングという競技の中での
身体・精神のたくましさ
力強さ
そして何よりも大事なことである
「楽しいことに夢中になる」
ということです。
スクールですから
進級したり
レベルアップしたりと
形を求めがちになってしまいます。
もちろん
それも大事なことではありますが
ロックバッカでは
強さはもとより
楽しむことに重点を置きます。
全力で夢中になり楽しめる力が
将来長い人生を歩んでいく中で
必ず必要になってきます。
その力強さが
人を成長へと導くと考えます
学校以外で
楽しいことが待っている。
だから頑張れる
そんな日常を目指して欲しいのです。
人生そんなに甘くはない。
でも
楽しいことも沢山したっていいのです。
子供達には
そんな楽しむ力を
身につけて欲しいなと思います。
そして
楽しいことでも
時には
つらい時もあります
そこで養えるのが忍耐力になります。
楽しいことで頑張ってもらいたいです。
私が教えてあげられることは
ごく僅かだと思っています。
あとはその中で子供たちが
自身で考え
答えを導きだしていきます。
そのサポートをやっていけたらなと
今は思っています。
保護者様は
お子さん育成のもと
沢山の不安や期待感を
お持ちだと思いますが
子供の自立心を信じ
思い切って
預けてみてください。
あとは
私も
出たとこ勝負で頑張ります!
ではでは
そんなご連絡でありました。
よろしくお願い致します。
世の河端