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2021年6月15日

■マットの歴史。熊本ライミング/ボルダリングROCKBAKKA/ロックバッカ]


【熊本市東区のボルダリング/クライミング】
ROCKBAKKA/ロックバッカ


-6月のスケジュール- 




※スケジュールは予告なく変更する場合もございます。



こんばんは。

本日は

以前お話をした
マットのメンテナンス工事について
お話したいなーと思います。



前回でお分かりのように


当店は6月で8周年を迎えました。

8th

その6月に入る前

時は遡ること


5月



ひとつ
密かに
計画していたこと


それは
8周年を迎える前に
ロックバッカの何か一つは


リフレッシュしてやりたい。


なんでもよいのです。


何か一つ。

欲張らず。



今まで使ってきたなにかを

メンテナンスしてやりたいと思う

親心みたいなものです。


今までありがとうの気持ちを込めて



そう思って

決めたメンテナンスの対象は



そう。



マット。








あ。





じゃなくて






マット!







特に垂壁に接するこの部分は

ビリビリのバリバリに裂けていたので


どうにかしてやりたかったのです。








とは簡単に言うものの



どうしたらよいものか。



私のマット化計画は
始まったのでした。



一応
オシャレに撮ってはいますが

ボロボロな
この修繕前を覚えておいて下さいね。






ではまいります。


当初の
予定では

工期は約3〜4日間


それで全ては決着がつく。

はずでした・・・・。



6月1日で8周年



その前を工事に当てれば
全てはキレイに収まる。



なんなら
余裕があって
違うところもついでにキレイにしちゃおうかしらっ♪




そんな鼻歌まじりの
スタートを切ったのです。



一番最初にすること



それは

ためらう事なかれ


思い切り
マットカバーにメスを入れることでした。


しかし
実際目の前にすると
どのくらい裂くのがベストなのか
  

切ったら最後



やり通さなければならない重圧で


胸が押しつぶされそうなプレッシャーが


やってきたのです。



自分なりに考えて

ようやく導き出したカット幅


2500mm



イッツマイベスト。






ほの暗い中での作業

もう立ち止まることは許されない世界が

始まったのです。



切り裂いた開口部分から


まるでレンジャーのように

匍匐前進をし


マットを次から次に
搬出して行きました。







闘う相手は



ゴミとゴミとゴミと






時々自分と





ゴミです。












8年間使っていた

マット内は

私が
想定していたよりも遥かに
摩耗・劣化が
ひどく

繰り返されてきた
落下により


スポンジは
削れ

その削りカスが
粉塵となり



マット内全土に渡り
散在した状態でありました。




ありがとうマット。

ごめんねマット。



繰り返し







かき集めた

元マット。


日本一低い山として
ロックバッカ山が登録されるのかな。

そうふと思えたほどの小高いお山が出来ました。




ちなみに現在
イチバン低い山は
仙台にある日和山の3mが記録ですが

うちはその2mも下回りますから




もしかしたらギネス認定かもしれません。







そんな

くだらないことを考えている余裕も

実際このリアルタイムでは

ありません・・・。


あるのは

終わりの見えない恐怖と

朽ちて行く
先の見える我が体力でした


少しキレイにしたところですが

ここでゆうに
2日は過ぎています。




この時点で


想定と言う名の

幻を見始めた私は

ランナーズハイ

ならぬ

マット替えハイ

になっていきました。




マット替えハイ・・・?





ハイ?




はい?




はい。





そうですね。

ようは


気狂いを起こし始めたのです。





なんでかって?




そりゃ
終わらないから。



マットがね


もう

マットが



・・・・・




出で来ないんですよ!









いや
度々出てきますけれども!



マットが度々出てきますけれども




コッチのマットは出てこない。




いやほんとに。


動かないんです。






グッバイ。
まさつレス・・・









そう言うわけで

可能な限り開口部を増やすことにしたのですが
・・・・。












メスを入れれば入れるほど

エンディングは遠ざかっていく





子供の頃夢見た


ネバーエンディングストーリー




今まさにここにあるとは












・・・・





果てしない物語・・・・。






こういうことだったのか。










時は

6月に入り



五十歩百歩。


それでも日進月歩。




少し兆しが見え始めたのは



作業項目
其の伍

自衛隊訓練








マット搬出

並びに

清掃作業もあらかた終わり




この暗がりを
匍匐前進しながら
マット搬入をしていく





侵入経路高
約25cm




マットはたるみ
総重量が全て自分の背筋にのしかかる




このたるんだマットの重さを知るものは




おそらく

この日
九州内では

私ただ一人であろうと思われる。




窒息死するのではないかと思う瞬間は




わりかし定期的にやってくる


そう。



わりかし定期的に



まさに
死との境界線で
縄跳びをやっている気分であった。







そんな危機を脱しながら

50%ほどの作業が完了してくると。



正面部分の開口を

閉じる瞬間がやってきたのです。

大事なのは目一杯テンションをかけること

たるみの無い

マットカバーの草原を目指すこと



ピーン!









ピーン!!








ここで書く
この3文字

ピーン




どれだけ苦労する作業か・・・。


一人で引っ張って
一人で止める



テリーマンが
子犬のために新幹線を止めてしまった時ほどの

力と気持ちが必要な作業なのです。





そして

一つずつ

クリアしながら


いよいよ

作業は
閉幕に向け動き出します。


それは
最も大切な


垂壁接地部分の始末と
切り込んだマットの縫合作業も
行うこと。



ココです。







イメージした形でマットが張り込めるように

骨組みも少し作り直しました。


ただ

ここで新たな問題が
現れたのです。



それは


雨漏り

天からの恵みが

この室内に。


・・・・。


壁裏は滅多に開けることはありません。

分かるわけないですよね。


知らないところで雨降ってるんですから・・・・。



でも

今回で
気づけたことは逆にラッキーだったと思います。


このまま続いていれば


・・・・








天然プール。

間違い無し。


すぐさまお家110番

ここは本家の大工さんにお任せし


私は私の大切な任務を遂行する。




デン!







涙が出そうになりましたが
まだ早まっては行けないと

歯を食いしばりながら
残りの作業に集中します。


しかしここまで良くこれた・・・。


もう
6月をゆうに越えている



そう思いながら


ここから
しばらくは


繊細な仕事に入るのです。








ビリビリのバリバリに
裂け散らかしたマットは


新しいマットカバーを接合して



延長する








メスを入れた部分のマットカバーも

上から帯状のマットカバーで

接着して



塞ぐ



とても大事な行程です。








ドン!









さあ

時はきた


マット接合大革命


ここが今回で言うところの一番の



山場



見せ所です。


ここを修復したかったと言っても良いくらい

気持ちの詰まった難所です。



足りない長さを

接合処理で生み出します。




そして

いよいよ



止め。



の作業に入ります。









壁裏に入り



引っ張っては止め

引っ張っては止める。


それを繰り返す

ピンチし過ぎて
指と指から血が噴き出すほどの
高圧ハイパワー作業



しかし
ここで気を緩めれば


マットカバーも一生緩んだまま



気持ちとカバーが一心同体


こんな気持ち初めてです。


手を抜くわけには行きません。



その血と汗の結晶が




デン!








デン!!










デデン!!










も一丁!



デデンデン!!














終わりました。











痛みに絶えて良く頑張った。


小泉純一郎もそう言ってくれる。











見てくれは変わらないけど



内容が
150%違う













そんなロックバッカの














新しい着地点が今ここに











新生



RAKKABAKKA
「落下バッカ」












でもホント終わって良かった。








6月6日。

ただただ安堵感のみであった



明日はみんなが来る。

そして
もうしない。



終わり。



それではまた。





ROCKBAKKAより











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以下
以前行なった
ロックバッカの子ども達の
体験スクールのようなイベントアーカイブです。


子ども達は絶賛ウェルカム中です。

子供と遊ぶのが好きなのできてもらえるとうれしいです。


ご参考にして下さい。






春休みのキッズボルダリング体験


詳細は以下です。

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期間 3月25日~4月7日

時間 9;00~10:15

曜日 平日のみ

対象 小学生

定員 先着20名限定

プラン 3回コース4,500円 5回コース6、000円

申し込み締め切り 3月22日まで

特典 親子30分無料券付


[目指す習得内容]

・ルールを覚える・考える
・あきらめない・達成する
・身体を使う・楽しむ


最後の回には、
ルートチャレンジテストをして
しめくくりまーす!



申し込み方法は


○当店にLINEする

○電話する

○メールを送る

以上の三つで受け付けております。

もちろん
店頭でも受付可能です



何か疑問点など、聞きたい事がございましたら
お問い合わせいただきたいと思います!



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さあ
今回の企画ですが


体を動かすという事や
ボルダリングの上達などは

どちらかというとおまけみたいなもので

一番は

春休みの思い出

ボルダリングを体験し
子供が一人一人
何かを感じとってもらう
刺激や成長
の一役になればと思っています!


それと
当店もこの地に根を下ろして
もうすぐで8年で

ロックバッカが
もう少し
地域密着・貢献できるように


今回の企画を決めました!


ではでは
よい春休みにしましょう。





世界の河端