2011年2月26日
アダムとイブ~eroticism(エロティシズム)
おはようございます。B.10通信です。
唐突ですが、毎日ワタシが何をして過ごしているのかご存知でしょうか??
ご存知の方もいらっしゃると思います。
そして興味すらわかない方もいると思われます。
そちらの比率が群を抜いてそうですが。
まあ、星屑のかけら代表。
当然私からも語らしてもらう事などもってのほかでしょう。
知りたい人、知りたくない人。
老若男女。老いも若きも、雄も雌も。
しかし
この世界に知ってて損をする事はありません。
少しだけ。
私に絡んだお話をちょっと違う角度から今日はしたいと思います。
今私が朝から自転車でせっせと飛田バイパスの方まで行っているのは
周知の事実。
そこのとあるボロ倉庫で、住宅について学ばされております。
失礼。
学んでおります。
今やっているのは、ちょうど『継ぎ手』という木材加工処理についてです。
木材を『継ぐ』というのは、素材を同方向に繋げることを言います。
この様な感じです。
住宅等になると、骨組みで一本長く角材をとる必要が出て来ます。
一本の角材の長さが、そのとりたい長さに足りない場合
もう一つ角材をくっつけて目的の長さまでのばします。
絵で示した様なままだと、お互いの木材は一本でもなく、何の耐久性もありません。
バラバラですからね。
これでは家の母体を作る材料としてはNO GOOD。
そこで必要になるのが今の、『継ぎ手』という加工処理です。
二つの木材をきれいに一本にしちゃおうよ。
という事なんです。
ちなみに異なる方向に木材をつなぐ事を、『仕口』といいます。
そして、継ぎ手には様々なタイプがあり、その用途は多種多様です。
その中での一つ。
『腰掛け鎌継ぎ』というのを今回お見せしたいとおもいます。
もちろん私がせっせと腰を痛めてこしらえた現物ですよ。
さあここからが本題。
私の真骨頂。
今までの真面目な空気を一気に破壊したいと思います。
付いて来て下さい。
みなさん、「アダムとイブ」は知っていますよね?
世界の最初に創造されたとする、人間。
そう、「男」と「女」です。
このアダムとイブが継ぎ手加工にも存在します。
日本風で言い換えれば、男木と女木と呼んでるらしいですが
しっくりこないので、ボクは「アダムとイブ」
そう彼らを勝手に呼んでいます。
何が言いたいのか。
継ぎ手。二つのものを一つにするということは、一体にするという事ですが。
一体になるという事は、二つを一つに繋ぎ止める、キー。
ロックするためのものが必要不可欠です。
その全世界共通のものがあります。
それが日本では「デコとボコ」。凸凹。
与える側と受ける側
オスとメスでいう男と女。
「アダムとイブ」の「デコとボコ」。
神の創造するものは
美しく
はかなく
尊いものであります。
が、時として訳の分からぬ、
『いや、悪ふざけでしょ神様。』
テキな物が存在する事も多々あります。
ですが、現代建造物においてもわかる通り
このアダムとイブの構造ははるかに合理的であるために
この存在意義は、はかり知れない物だと感じます。
エロティシズム。
『腰掛け鎌継ぎ』
鎌とは本来、蛇の頭を意するのだそうです。
エロティシズム。
それが蛇の頭に見えるのか。
正直私には無理でした。
何度見ようともアダムとイブ。
あなたには見えますか?
アダムとイブが。
真実は自分の心の中にしか宿りません。
どうかみなさんの目でご確認下さい。
こちらが『腰掛かけ鎌継ぎ』です。
「静と動」
『POKOCHIN JOINT』(ポコチンジョイント)と私は胸で三回唱えて
一人でケラケラとニヤつきながらこの木材加工処理を完成させました。
これは、『善悪の知識の木』
世の中はとてもよく出来ています。
以上、私のクダラナイ日常の創造世界へのご案内でした。
ではまたどこかでお会いしましょう。